国際電話のワン切りに折り返してはいけない理由高額請求の仕組みと対処法
国際ワン切りは
折り返し厳禁
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1
折り返すと
通話料が発生 -
2
深夜の短い着信
に警戒 -
3
かけ直す前に
番号を検索
国際ワン切りは「折り返させること」が目的。折り返さないだけで料金被害は防げる
深夜や早朝に海外番号から数秒だけ着信があって切れていた-この「国際電話のワン切り」は、折り返させること自体が目的の手口です。折り返した瞬間に、あなたが国際電話の発信者となり、通話料が発生し始めます。電話帳ナビの調査では、海外発信番号の報告の約76%を+1が占めており、月間2億件以上の着信判定実績からも国際ワン切りに典型的なパターンが多数確認されています。不在着信が残っていても、折り返す前にまず電話帳ナビで番号を検索することが、最も確実な対処です。
心当たりのない海外番号への折り返しをやめるだけで、料金リスクの大半は避けられます。
同じ着信を受けた人のクチコミから、折り返してよい番号かどうかを落ち着いて確認できます。
そもそも鳴らさない設定にしてしまえば、折り返しを迷う負担そのものがなくなります。
国際電話のワン切りとは
国際電話のワン切りは、機械を使って大量の電話番号に国際電話を発信し、相手が出る前の数秒で切ることで着信履歴だけを残す手口です。日本で生まれた「ワン切り」という言葉は、この手口の世界的な広がりとともに「Wangiri(ワンギリ詐欺)」として国際的にも通用する用語になっています。
着信履歴に残った見知らぬ海外番号を見て、「大事な用件かもしれない」「海外の知人だろうか」と折り返してしまう心理を突くのがこの手口の本質です。なお、国内の一般的なワン切り(非通知・国内番号からの折り返し誘導)についてはワン切り電話とは?折り返す前の注意点でくわしく解説しています。本記事では、海外番号ならではの国際通話料リスクに焦点を当てて整理します。
折り返すとなぜお金を取られるのか
国際電話では、通話料の一部が着信側の番号を管理する現地の通信事業者などに分配される仕組みがあります。詐欺グループはこの仕組みを悪用し、通話料の分配を受けられる番号(高額な接続料が設定された番号や、+979のような国際プレミアムレート帯の番号)を用意したうえでワン切りを仕掛けます。
折り返した電話がつながると、自動音声や保留音、意味のないアナウンスなどで通話をできるだけ長引かせ、その間の通話料の一部が詐欺グループの収益になります。折り返した側には、後日、携帯電話会社や通信事業者から国際通話料として請求が届きます。+979のような国際プレミアムレートサービス番号の仕組みは、実在しない・特殊な番号帯からの着信(+28系・+979・衛星電話)でくわしく解説しています。なお、狙いは異なりますが、国内番号から未納料金や利用停止をかたる自動音声を流して金銭や個人情報を求めてくる境界事例は自動音声詐欺としてまとめています。
折り返した時点であなたが発信者となり、通話料の負担が始まります。着信を受けるだけなら料金は発生しません。
どんな番号からかかってくるのか
かつては+675(パプアニューギニア)など太平洋島嶼国の番号によるワン切りが多発した時期がありましたが、現在は+1(アメリカ・カナダ)や+7(ロシア/カザフスタン)をはじめ、さまざまな国番号からの発信が報告されています。電話帳ナビの調査では、海外発信番号の報告の約76%を+1が占めています。最新の傾向は【毎月更新】海外からの着信報告が多い国番号ランキングで毎月公開しています。
発信番号は偽装されている場合も多く、番号の見た目から発信元を判断することはできません。また、着信が届いたからといって自分の番号が特定の経路で漏れたとは限らず、機械による無作為な大量発信の一環であるケースが多いと考えられます。国番号の見方や国ごとの特徴は国番号一覧|+から始まる国際電話はどこの国から?も参考にしてください。+1番号特有の手口については+1から始まる着信の正体:VoIP偽装と国際詐欺の手口でくわしく解説しています。
電話帳ナビは約20年にわたり、累計570億件を超える番号識別実績(2026年8月時点)と、利用者から寄せられた数多くのクチコミを蓄積してきました。海外発信番号に関する利用者からの情報提供(直近1か月掲載分)を集計すると、約76%が+1(米国・カナダ)の番号で、「1〜2回鳴ってすぐ切れた」「同じような番号から何度も不在着信が残る」という典型的なワン切りの報告が多数を占めています。
こうした番号はすでに多くの人が同じ着信を経験し、クチコミとして共有しています。見慣れない海外番号からの不在着信があったときは、折り返す前に電話帳ナビで番号を検索することで、同じ着信を受けた人の声を手がかりに落ち着いて判断できます。
折り返してしまったときの対処法
すでに折り返してしまった場合も、落ち着いて次のように対応してください。
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すぐに通話を切る
通話時間が長いほど課金が増えます。自動音声が流れていたり、意味のないアナウンスが続いていたりしたら、内容を聞き続けずにすぐ通話を終了してください。「失礼します」と伝えて切って構いません。
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被害の範囲を正しく把握する
折り返しで発生するのは原則として国際通話料(携帯電話会社からの請求に含まれます)です。折り返しただけで個人情報が抜き取られたり、ウイルスに感染したりすることはありません。通話料が心配な場合は、契約している携帯電話会社の窓口に確認してください。
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「つながる番号」と認識されることに注意する
折り返しや応答をした番号には着信が増えるおそれがあります。同じ番号や似た番号からの着信には、以後出ないか、着信拒否の設定を検討してください。繰り返す場合の対策は次の節で解説します。
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金銭の要求や身に覚えのない請求があれば相談する
通話料以外に金銭を要求されたり、身に覚えのない高額請求が届いたりした場合は、一人で判断せず専門窓口に相談してください。警察相談専用電話「#9110」や消費者ホットライン「188」が相談窓口になります。
ワン切りの着信自体を防ぐには
不在着信があったら、折り返す前にまず番号を電話帳ナビで検索して確認する習慣をつけましょう。同じ番号を受け取った人のクチコミから、「国際ワン切りの可能性があります」「注意が必要です」といった情報を確認できます。
着信自体を減らしたい場合は、電話帳ナビアプリ(Android版)の「国際電話からの着信を拒否」機能が有効です。すべての国際電話の一括拒否のほか、206の国・地域から相手の国を指定した拒否もできます。設定方法のくわしい手順は国際電話の着信拒否設定まとめ(iPhone/Android/固定電話)をご覧ください。
海外からの着信全般への向き合い方については海外からの着信に出ても大丈夫?+から始まる番号の調べ方と対処法もあわせて読むと、全体像がつかめます。海外番号からの営業勧誘との境界事例については営業電話・勧誘電話とは?迷惑電話との違いと見分け方の基本もあわせてご覧ください。
固定電話で国際電話を一切利用しない場合は、国際電話不取扱受付センターに申し込むことで、国際電話の発着信そのものを無償で休止できます。詳細はセンター専用ページ(国際電話不取扱受付センターの申込方法)をご覧ください。
国際電話のワン切りに関するよくある質問
ワン切りの着信に出てしまいました。料金はかかりますか?
日本国内で着信を受けるだけなら、原則として通話料はかかりません。料金が発生するのは折り返して発信した場合です。出てしまっても、すぐに通話を切れば被害を最小限に抑えられます。
なぜ自分の番号にかかってきたのでしょうか。番号が漏れている?
ワン切りは機械による無作為・大量発信が基本のため、着信があったからといって番号が漏えいしているとは限りません。ただし応答や折り返しをすると「使われている番号」と認識され、着信が増えるおそれがあります。
留守番電話にメッセージが残っていました。折り返すべきですか?
メッセージの内容にかかわらず、まず番号を電話帳ナビで検索して報告状況を確認してください。本当に重要な用件であれば、メールやSMSなど別の手段でも連絡が来るのが普通です。
国内の番号からのワン切りとは違うのですか?
手口(折り返しを誘う)は同じですが、国際電話のワン切りは折り返しが国際通話になるため、通話料が高額になりやすい点が大きな違いです。国内の一般的なワン切り対策についてはワン切り電話とは?折り返す前の注意点で解説しています。国内(国内番号・非通知)と国際(海外番号)で手口は棲み分けられており、本記事は海外番号特有のリスクに特化しています。
1回鳴って切れた海外番号、今すぐ電話帳ナビで確認を
累計570億件を超える番号識別実績と利用者のクチコミから、発信元の情報、クチコミ、注意情報を無料で確認できます。折り返す前の一度の確認で、不要な国際通話料を防ぎましょう。
電話帳ナビで番号を検索する →この記事のまとめ
- 国際ワン切りは「折り返させること」を目的とした手口で、折り返しの国際通話料が詐欺グループの収益になる
- 着信を受けるだけなら料金は発生しない。折り返さなければ料金被害は基本的に防げる
- 2026年6月の電話帳ナビ調査では海外番号報告の約76%が+1で、+1・+7などさまざまな国番号からの発信が確認されている
- 折り返してしまった場合はすぐ通話を切り、被害は通話料の範囲であることを確認する
- 繰り返す場合は電話帳ナビアプリの着信拒否設定で「そもそも鳴らさない」状態にするのが効果的
執筆:電話帳ナビ運営チーム
約20年の電話番号情報サービス運営
月間2億件超の着信判定実績、累計570億件を超える番号識別実績(2026年8月時点)、過去10年間で310万件超の詐欺電話ブロック実績から得た知見をもとに、電話に関する情報を執筆・編集しています。一次情報・データに基づき、ユーザー本位の記事をお届けします。
Y.Fukutoku
編集責任者電話番号情報サービスの運営と迷惑電話・特殊詐欺対策を専門とし、コラム全体の編集方針の策定と対策記事の監修を担っています。
S.Tachibana
編集・記事執筆担当迷惑電話の解析アルゴリズムを専門とし、日々変化する詐欺手口の調査・分析に取り組みながら、コラム記事の執筆を担当しています。
参考情報・公式相談窓口
不審な電話や被害に関するご相談は、以下の公式窓口もご利用いただけます。
- 警察相談専用電話:#9110(警察庁・各都道府県警察)緊急性のない警察相談
- 消費者ホットライン:188(いやや)(消費者庁)消費生活トラブル全般の相談
- 独立行政法人 国民生活センター
- 消費者庁(消費者トラブルの注意喚起)
- 緊急の犯罪被害は 110、火災・救急は 119
※「#9110」等の短縮ダイヤルは通常の通話料金がかかります。警察への通報や法的判断が必要な場合は必ず上記公式窓口にご相談ください。